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食虫植物

概要

昆虫その他の小動物を捕えて消化し、それを栄養源の一部とする植物です。
虫を捕えなければ生きられないわけではなく、貧栄養の土壌や水中、湿地に生育していても、虫体のタンパク質その他の成分が栄養補給に役立っています。
植物であるため動作は受動的となり、葉は虫を捕まえやすいように進化しています。
壺形のウツボカズラ、袋状になるタヌキモやミミカキグサ、折りたたみ式のハエジゴク、多数の線毛から粘液を出して虫を捕らえるモウセンゴケやイシモチソウなどがあります。県内に産するものを挙げると、モウセンゴケ科のモウセンゴケは湿地または高原の短い草の中に生え、白花を咲かせます。タヌキモ科のタヌキモ、ヒメタヌキモ、イトタヌキモはいずれも根がなく水中に浮遊し黄花を咲かせます。タヌキモ科で湿地に生えるミミカキグサは黄花を咲かせます。ホザキノミミカキグサ、ムラサキミミカキグサは紫花を咲かせます。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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