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風祭り

田植え頃の旧暦4月4日と、風害が多い旧暦7月4日、2度にわたって農業にとっての大敵である邪悪な風を封じ込める祈りの儀式が行われます。
阿蘇神社の北に鎮まる風宮神社へ神職が御幣を手にして向い、そこで神事が行われます。
農業にとって風水害は大敵であり、これを鎮めるのが風祭りです。
まず、宮地の風宮で神事が行われます。
その後、神職2名は二手に分かれ、御幣(ごへい)を手にかざし、手野の風宮へ向かいます。
これは、邪悪な風を風穴(ふうけつ)に封じ込めようとするためです。手野の風宮で合流し、宮地と同様に神事が行われます。ここでは、二本の御幣は御神体となります。

 この日に農作業を行うと必ず風水の災いが起きるとされ、近郊の農家は作業を休んで阿蘇神社国造神社・風宮を参拝したものでした。

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財
阿蘇の達人 ~阿蘇をつくった神々と歴史~



カテゴリ : 文化・歴史
索引 :
関連語句 : 阿蘇の農耕祭事

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