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阿蘇薬草園 茶処-井澤 敏

阿蘇には、神様が呼んでくれた。



体の弱かった幼少期。祖母とその茶飲み友だちの「ごてーどん(旦那)の愚痴、漬物の漬け方、薬草の使い方」のお喋りを聞いて育った。
興味を引いたのは、薬草のこと。薬草で遊び、使い方を試したり、家伝秘伝を教わりながら知識を身につけた。
そして高校卒業後、国鉄(現・JR)に就職した時に“阿蘇とうきび”に出会う。
その魅力を世に伝えたいと夢を抱き続け、20年間勤めた国鉄退職後に、南阿蘇村に薬草園を開いた。
これが転機となった。平成の初めのことだ。大病を克服し、「農薬・化学肥料・除草をしない3NO主義自然農法」で様々な薬草を育て製品化。
口コミで全国から薬草講座に人が集まり、薬草の達人と言われるようになる。
そこに、熊本地震。薬草園も甚大な被害を受けたが、願いかなって今年、阿蘇神社門前町商店街に移転した。
「南阿蘇より少し寒い気候は、まさに薬草の宝庫」と絶賛。旧女学高跡の裏手に新しい工場を作る計画も着々と。
還暦で人生を折り返して10余年。74歳で3歳の娘を持つ姿に、薬草のちからを感じる。
「工場建設後、新たに地元の人や観光客が訪れるサロンを作りたい」と、明るく開放的な店舗で展望を語る。


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火の国阿蘇の恵みのブランド「然」

カテゴリ : 行政
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