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蘇陽町
更新日: 2016-02-02 (火) 17:40:27 (2977d)
概要
蘇陽町(そようまち)は熊本県阿蘇郡に属していた町です。当時の行政区域は、熊本県東端に位置し宮崎県に隣接していました。
現在は上益城郡矢部町・清和村と合併し、上益城郡山都町となっています。
県の東部、阿蘇郡の南東部に位置し、東部および南部は宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町、西部は上益城郡清和村に、北部は阿蘇郡高森町に接する山間部の町です。
東西8㎞、南北14㎞。面積118.66㎢、人口4,668人(2000)世帯数1541。
地域の起源については確実な伝記はありません。藩政時代は菅尾手長(代官役所)により60ヶ所が統制されました。明治22年(1889)町村制施行に伴い、小峰村(清和村)、馬見原町、菅尾村、柏村が置かれ、以来66年間、4ヶ町村で政治が行われてきました。昭和31年(1956)九州の馬見原町、菅尾村、柏村が合併し、蘇陽町を新設しました。阿蘇南外輪より南面に展開し、次第に低くなって九州山地に至る広大な地域で、標高500~800mの間に耕地、山林、原野が開けています。明治までは阿蘇、矢部、宮崎の3地域を結ぶ交通の要衝で、広い商圏を背景に酒造業などが盛んで、宿場町としても栄えました。現在高森へ通じる国道265号線と矢部、延岡へ通じる国道218号線が走っています。明治以降の道路開発、整備などにより商圏を奪われ徐々に衰退しました。現在は農業が中心で米、タバコ、養蚕、畜産が基幹産業となっています。
特産物に茶、クリ、シイタケがあります。特に茶は五ヶ瀬川沿岸に立ち込める朝霧が、良質の茶を育み、釜炒り茶は年々名声を高めています。五ヶ瀬川の上流には渓谷美で知られる蘇陽峡があり、100mを越える絶壁は約10㎞にわたって続きます。町名は蘇陽峡から取りました。
索引 : そ
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