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蘇陽峡

概要

阿蘇郡蘇陽町(現上益城郡山都町)馬見原の竿渡から下流約14㎞にわたる峡谷です。阿蘇外輪山の南東の端が、宮崎県五ヶ瀬町の山塊に突き当たる所は、白岩山(1646)を源とする五ヶ瀬川やその支流が、浸食に弱い凝灰岩を削り、高さ150~200mの渓谷を形成しています。
このような場合、一般に河谷はv字型を作りますが、この蘇陽峡はU字型になっているのが特徴です。昭和初期、この地を訪れた国立公園審議委員の方が「この峡谷は河川の浸食により生じた地形(普通、V字谷を形成する)だが、氷河地形のU字型に似ている」と述べられたそうです。
谷の斜面はほぼ垂直に近く、渓谷の中腹からは、地層の境目を流れてきた地下水が滝のように流出しています。蘇陽峡の名は昭和初期の県知事斎藤宗宣の命名でした。
春は鮮やかな新緑を、秋にはみごとな紅葉を楽しむことができます。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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