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着物
更新日: 2010-03-20 (土) 19:28:42 (5121d)
織物の種類
木綿織物(もめんおりもの)
綿(わた)を紡(つむ)いで糸にし、紺屋(こうや)で染め、家にある機織(はたおり)で織(お)っていました。
縞模様(しまもよう)・絣模様(かすりもよう)に織って、平常着(ふだんぎ)や仕事着(しごとぎ)を作りました。
生地が丈夫で洗濯にも耐えます。
麻(あさ)織物(おりもの)
麻という植物を植えて大きく伸びたら刈り取り、大きい釜(かま)で蒸(む)し、皮を剥(は)いで取り、川で竹ヘラを使って何度も何度も梳(す)くと長い繊維(せんい)が取れる。
それを干して糸にする。この麻糸を紡いで機織機で織って着物を作る。
涼しいので、主に夏物に使いました。
絹織物(きぬおりもの)(外出着)
蚕(かいこ)に桑の葉を与えて育てるとマユができます。
そのマユを湯の中で炊くと細いきれいな絹糸(きぬいと)がとれます。
この絹糸を紡いで織ると絹布になります。これで模様を染めて着物にしました。
つやがあり美しく、晴れ着に使っていました。
毛織物(けおりもの)(外出着)
羊の毛を紡いで織った物で温かくてきれいです。冬場に着ていました。
着物の種類
仕事着(主に木綿織物を使う)
平常着(ふだんぎ)
平常着は袖(そで)を短くして、働きやすいように仕立てました。
外出(がいしゅつ)着(ぎ)
外出用の着物(主に絹織物・毛織物)。袖丈(そでたけ)を長くして晴れ着としました。
袖の種類
筒袖(つつそで)(男児用)・元禄(げんろく)袖(そで)(女児用)・ねじり袖(大人用)・長袖(ながそで)(外出用)
筒袖(男物)
元禄袖(女物)
ねじり袖(仕事着)
長袖(外出着)
※袖が長くきれい
帯の種類
兵児帯(へこおび)
主に子ども用、男用として平常着に結びます。
半巾帯(はんはばおび)
巾(はば)を半分にして仕立て平常着用として使用します。
名古屋帯
女子外出用、前の部分が半巾で後ろはお太鼓(だいこ)結(むす)びとして広幅(ひろはば)になって手軽に結べる外出用。
丸帯(まるおび)(二重帯)
本格的な外出用で主に儀式用(ぎしきよう)として使われました。
参考
索引 : き