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湿性植物

概要

池辺、川や溝の縁、休耕田などの湿地、排水の悪いくぼ地の湿原などに生える植物です。
植物体は多くの水分を含み、柔らかで乾燥に対する抵抗力が弱い。葉のクチクラ(上皮細胞からの分泌物)の発達が悪く、気孔が多いなど蒸散を助長する構造を持つものもいます。土中の通気が悪いので、根に通気組織が発達しています。種類が多く、河原や沼地のヨシ、ガマ、平地の溝にあるミゾソバ、サクラタデ、冬季休耕の水田に繁殖するカズノコグサ、ヒエガエリ、タネツケバナ、コオニタビラコ、やや古い休耕田に見られるデンジソウ、チゴザサ、キシュウスズメノヒエなどがあります。
阿蘇の高原の湿地にはエゾアブラガヤ、リュウキンカモウセンゴケシラヒゲソウツクシフウロ、エゾミソハギ、ムカゴニンジン、サクラソウサワギキョウヒゴシオン、マアザミなどが生育し、分布上でも貴重な植物が多い。
山鹿市一ッ目神社裏、球磨郡免田町丸池、水俣市無田その他の湿原にも学術上重要な湿性植物があり、保護対策が必要になっています。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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