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日の尾堀山の柄杓井川

概要

根子岳の西側の山麓は、現在では杉や檜の山林に覆われているが、昭和30年代までは約30戸の日の尾集落がありました。集落の中心に堀山天神が、杉とイチョウの木立に囲まれて祀られていました。この西側約100㍍のところにある大杉の根本から水が湧いていました。畳2枚ほどの広さの池にいつも水を湛え、集落の貴重な生活用水となっていました。地元の人はそこを「柄杓井川」と呼び、水を柄杓で汲み上げるとその分を補うようにこんこんと水が湧き出す不思議な泉だったそうです。
昭和30年代に集落の人々が坂梨や宮地に移転してからは、利用する人がなくなり、自然に埋没してしまいました。

参考

阿蘇一の宮町史 阿蘇山と水

カテゴリ : 阿蘇の自然
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