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御前迎え出発の地

元宮の森の北側にある宮山(みややま)集落には、阿蘇に春を告げる祭りとして有名な田作り祭で火振り神事が行われる御前(ごぜ)迎(むか)えが始まる吉松(よしまつ)神社があります。

御前迎えとは、阿蘇神社十二神の内の国龍神(くにたつのかみ)=彦八井耳命(ひこやいみみのみこと)・健磐龍命(たけいわたつのみこと)の叔父で草部吉見神(くさべよしみのかみ)ともいう)が妃(きさき)となる比咩御前(ひめごぜん)(姫神)を迎える結婚の儀式です。

吉松神社では、樫の木をもって比咩御前の御神体をつくる神事を行います。比咩御前の御神体は、樫山の林で目かくしをした神官が手に触れた樫の木を選ぶもので、一連の御神体つくりは神社の神殿内で行われる「秘事」とされています。
江戸時代の諸記録によれば、御神体を選ぶ樫山は「鷹山(たかやま)」との記載がみられ、その場所こそ現在の元宮の森がある一帯です。

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財


カテゴリ : 文化・歴史
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