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小学校/宮地小学校区

宮地小学校区の紹介

 宮地小学校区(みやじしょうがっこうく)には、春にはミヤマキリシマが咲(さ)きほこる仙酔峡(せんすいきょう)、農耕(のうこう)の神としても敬(うやま)われ国重要文化財(くにじゅうようぶんかざい)に指定(してい)されている阿蘇神社(あそじんじゃ)があります。
また、神話(しんわ)や農耕祭事(のうこうさいじ)が今も受(う)け継(つ)がれ、阿蘇神社周辺は、歴史と文化の香(かお)りを感じることができます。
宮地小学校では、県指定文化財(けんしていぶんかざい)の「阿蘇(あそ)の牛舞(うしまい)」などの伝統芸能(でんとうげいのう)の継承(けいしょう)にも取りり組んでいます。

阿蘇神社

阿蘇神社

阿蘇神社は、今からおよそ2000年以上前にできたと伝(つた)わっています。阿蘇神社の楼門(ろうもん)は、「日本三大楼門(にほんさんだいろうもん)」に数(かぞ)えられ、江戸時代に17年の年月をかけて建立(こんりゅう)されたものです。高さは約18mもあり、楼門の下に立ってみると、その歴史を感じます。
 また、楼門前の湧水(わきみず)は、登下校(とうげこう)の時においしい水を飲(の)むことができます。

阿蘇の牛舞

阿蘇の虎舞

「牛舞」は、春は豊作(ほうさく)を願(ねが)い、秋は豊年(ほうねん)を祝(いわ)って演(えん)じられる伝統芸能(でんとうげいのう)です。牛を中心に鍬(くわ)を持った男衆(おとこしゅう)、扇(おうぎ)を持った女衆(おんなしゅう)によって、畦塗(あぜぬ)りから田植(たう)えまでの農作業(のうさぎょう)がコミカルに表現(ひょうげん)されます。
 昭和36年(1961)に県の重要無形民俗文化財(じゅうようむけいみんぞくぶんかざい)に指定(してい)され、宮地小学校では昭和56年(1981)からクラブ活動などで伝承(でんしょう)に努(つと)めています。

萬松盧跡

萬松盧跡

萬松盧跡(ばんしょうろあと)は、江戸時代の熊本の学校「時習館(じしゅうかん)」の第3代教授(きょうじゅ)を務(つと)めた高本紫溟(たかもとしめい)が、阿蘇に訪(おとず)れたときに住んでいた場所です。この地で勉学(べんがく)に励(はげ)み、阿蘇家塾(あそかじゅく)の指導(しどう)にあたるなど、阿蘇の教育(きょういく)の発展(はってん)に尽(つ)くしました。
 また、国学(こくがく)の本居宣長(もとおりのりなが)とも親交(しんこう)があり、時習館に国学を取り入れました。和歌(わか)にも通じていた高本紫溟は、阿蘇での思い出を
「人の世は 変わりゆけども 山里(やまざと)の われまつ風は いまも吹(ふ)くらし」
という歌に詠(よ)んでいます。

参考

くらしのあゆみ 阿蘇 -阿蘇市伝統文化資料集-

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