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国有林

概要

国が所有、管理する森林、原野。全国の総面積は全森林面積の約3割に当たる794㌶(昭和51年)です。このうち林野庁所管の国有林野は772万ヘクタールで、残りは他の省庁の所管になっています。明治維新の時旧幕府領および旧藩領の森林の領有権奉還と社寺領森林の上地によって成立しました。
林野庁所管の国有林野は「国有林野法」(昭和26年)に基いて管理、処分が行われています。また「国有林野事業特別会計法」(22年)のもとで国有林野の管理経営の事業が行われています。国有林野の経営は森林資源の培養および森林生産力の向上に努めることにより、国土の保全、その他森林の持つ公益的機能の維持増進及び重要な林産物の持続的供給を図り、公共の福祉を増進することを目的としています。県下にある林野庁所管の国有林野は66,000㌶で、本県森林面積の14%に当たります。これは九州、沖縄を管轄区域とする熊本営林局のもとに熊本、菊池、矢部、八代、水俣、人吉、多良木の各営林署によって管理され、本県一円を1つの計画区として10年を期間とする地域施行計画に基づいて伐採、造林、林道開設および知山などの森林事業が行われています。
人工林の面積は65%を占め、スギ、ヒノキ、がほぼ半々。約6割が保安林に指定され、水資源のかん養などの働きをしています。

カテゴリ : 文化・歴史
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