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両生類

概要

サンショウウオの仲間4種とオオサンショウウオ、イモリ、それにカエルの仲間11種が知られており、九州本島産のサンショウウオの仲間6種にオオサンショウウオ、イモリは、いずれも日本固有種です。九州がまだユーラシア大陸と陸続きだった古い時代に、それぞれの祖先が朝鮮半島あたりを経て、その後の地殻変動によって隔離され、それぞれの環境で著しく種分化したと考えられています。

カエルの仲間11種は、九州本島産の全種類で、人為的に移入されたウシガエルと南方系のヌマガエルを除いて、みな日本固有種で、どれも大陸系とみられ、朝鮮半島から中国北部にかけて別亜種や近縁種が存在します。ヌマガエル朝鮮半島経由で九州に入ったと考えられています。

サンショウウオの仲間、オオサンショウウオ・イモリ・カエルの仲間は、どれも生きている動植物で、昆虫類やクモ類・ミミズ類・ダンゴムシなどの小動物を主に嗅覚で探し、動くものに反応して捕食しています。獲物は舌から出る粘液に付着させて捕らえ、眼球を口内に押し込むようにして呑み込みます。餌動物も種類ごとに微妙に異なっており、生息環境も変化に富んでいます。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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