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ハシリドコロ

概要

和名:走野老 学名: Scopolia japonica

ナス科ハシリドコロ
多年草 草丈20~40cm
葉は互生,葉身は狭長楕円形で有柄です。
茎や葉は無毛で軟らかいく、根は肥大し節を生じます。

季節(開花期)

4~5月
葉腋から釣鐘型の暗紫色の花を数個咲かせます。
果実は、球形で、直径10㎜ほどです。

環境

朝鮮
本州、四国、九州
湿度の高い林床や沢沿いに生育しています。

利用

春先に発生する新芽がフキノトウににており、誤食されることがあります。
極めて毒性が高く、食べてすぐには何も起こりませんが、1~2時間後には嘔吐、痙攣、昏睡などを引き起こし、最悪の場合死にいたります。

薬効

  • 根茎を掘り取り日干しにしたものをロート根といい、胃痛を押さえる鎮痙薬として胃薬に配合されています。
  • 眼科では、瞳を開く作用を利用して、散瞳薬としても利用されています。

食用

食用できません。

画像

参考

阿蘇デジタル博物館

カテゴリ : 阿蘇の自然
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