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ニホンアカガエル・ヤマアカガエル・タゴガエル

概要

平地から丘陵にかけての草むらや雑木林などにはニホンアカガエルがすみ、年が明けると間もなく日当たりが良い浅い水たまりや水田などに丸い卵塊を産みます。
産卵期以外には主に陸上生活し、水面は泳げても潜水はあまりしないようです。
産地の森林には日本固有種のヤマアカガエルがすんでいます。
大きさもニホンアカガエルと似ていますが、背側線が鼓膜の周りの黒班と離れる部分で背中の方に折れ曲がることと、喉に大きい黒班が数個あることで区物できます。
ニホンアカガエルほど多くはありませんが、雨上がりの林道などで見かけることもあります。
産地の渓流に沿ったよく茂った森林には日本固有種のタゴガエルが生息しています。
ヤマアカガエルと似ていますが、小さく、頭部が扁平で幅広く、口周縁に小さい黒班があることなどで区別できます。
また、カエルの仲間にしては珍しく雌雄で大きさがあまり違わず、むしろ雄が大きい傾向にあります。
3~6月に沢の岩礫床の伏流水に産卵します。
卵は直径が3~4mmあり、カエルの仲間の卵としては大きく、60~100個からなる卵塊をつくります。
幼生の発生は極めて速く、大きな卵黄により餌なしで変態まで進むことができます。
雄はクックックッ・・・と比較的目立つ声で鳴きますが、岩礫床や岩の割れ目などで鳴くので、その姿を確認することは難しいようです。

カテゴリ : 阿蘇の自然
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