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スギ

概要

日本の特産種で、古くから有用樹として広く植林されてきました。阿蘇周辺では小国杉や大分県の日田杉が有名です。
植林には成長を早め多くの材を得るため谷沿いの多湿な斜面に植えられます。
日本の樹木の中では最長の寿命で、阿蘇市では護王(ゴオウ)さんの杉(阿蘇市西町)が1000年(伝承)とされています。
木がまっすぐに伸びるため、垂木(スキ)がなまったとされています。

護王(ゴオウ)さんの杉

特徴

  • 樹皮は赤褐色で、縦に裂け、細長く薄く剥がれます。
  • 芳香があり、真っ直ぐで軽く狂いは少なく加工しやすく、材の色は辺材(白色)と心材(赤褐色)とで異なります。一般的に心材の方が狂いは少ないとされています。
  • 花は3~4月に花が咲きスギの雄花は楕円形です。
  • 球果は緑色をしていますが、熟すと褐色になります。鱗片のすき間から種子がこぼれ落ちる構造となっています。
学名Cryptomeria japonica
別名・品種多くの地域品種が存在し、天竜杉、屋久杉、立山杉、吉野杉、北山杉、秋田杉、山武杉などが有名
分類スギ科スギ属 (常緑高木)
原産・分布本州、四国、九州
用途庭木、街路樹、建築・土木・器具・楽器・彫刻・酒樽、梱包材


カテゴリ : 阿蘇の自然
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