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クリ

概要

北海道から本州・四国・九州に分布する落葉の高木です。
冷温帯下部から暖温帯にかけて広く生育し、里山に生育しているものは高木といえるほどのものは少なく、時として巨樹に生長したものもあります。二次林に普通に生育します。

特徴

葉は長楕円形か長楕円状披針形です。
雌雄異花で、5月から6月に開花します。雄花は穂状で全体にクリーム色を帯び、個々の花は小さいです。
香りが強く非常によく昆虫が集まります。花の香りは芳香成分としてスペルミンを含むため、独特の香りを放ちます。一般に雌花は3個の子房を含み、受精した子房のみが肥大して果実になります。

学名Castanea crenata
別名
分類ブナ科クリ属
原産・分布北海道・本州・四国・九州 暖帯から温帯域に分布し、特に暖帯上部に多産する場合があり、これをクリ帯といいます
用途食用以外では、堅くて腐りにくく建物の柱や土台、鉄道線路の枕木、家具等に使われます。
成長が早く、よく燃えるので昔は薪木としても使われていました。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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