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カヤラン

概要

ラン科カヤラン
多年草の着生植物で、樹木の幹や枝から垂れ下がるように生育し、気根を使って付着します。
やや細長い茎からなり、ほとんど枝分かれせず多数の葉をつけて下向きに伸びます。
茎の中間から基部側にある葉の隙間から根をだし上向きに伸びながら樹皮に取り付きます。
葉は細い楕円形で、基部で半分捩れて茎の背面側に葉の表を向けます。長さは2~4cm

季節(開花期)

4~6月
葉の付け根から細長い花茎が出て、先端が枝分かれし花が咲きます。
花は円形で黄色い、唇弁に赤い縞模様が入ります。
実は細長く大きくなり、3cm程になる。

環境

日本固有種で本州(東北地方以南)から九州まで分布する。
着生植物で、山地の川沿いの古い樹木の樹皮上に着く、森林内に生え高い湿度を好みます。

利用

環境適応性に乏しく、湿度・通風・日照・潅水量などの諸条件がすべて適切でないと長期育成は難しく。小型種で栄養蓄積量が限られるため一度衰弱させると回復できないことがある。
育成には栽培者の技量以外の環境要因が強く影響し、山間部では特別な世話もせず吊るしておくだけで増殖するが市街地に持ち込むと途端に成長しなくなります。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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