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カフェもちとこ-森下エミ子

つくりごとは要らん、母と娘たちのまごころだけで。



なんだろうこのアットホームな雰囲気は、と客が思うのも当然、母と娘たちで始め、母と娘たちで育てている店なのだ。
かつて市民農園の集会所であった建物を改修し、カフェとして出発した。
「娘たちに相談したら、やろうよ、と言ってくれたので……」
母・森下エミ子さん(写真中央)は微笑みながら振り返る。
開業は平成二十四年だ。自家の畑で作る有機野菜が主役のメニュー、五百円ランチを母娘で決めた。
「つくりごとは要らん、できたしこ(できただけ)でいこうと……」
そのメニューが受げた。大評判だ。
おいしいし、母娘の息の合った明るさがいい。
店名(もちとこ)の由来となった餅は、お母さんが搗く。
大きく開いた窓から、力強い山々が望める。これもサービス。
のびのび育てた四人の娘たちは母の自慢だ。
みんなの人生にこんな激励を送る。
「毎日がいいことばかりじゃないのだからね、いつも前を向いて進むこと、ただそれだけ」


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火の国阿蘇の恵みのブランド「然」

カテゴリ : 行政
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