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カタクリ

概要

和名:片栗 学名: Erythronium japonicum

ユリ科カタクリ
多年草 草丈10~15cm
代表的なスプリング・エフェメラルで早春に暗紫色の斑入りの長楕円形の葉を2枚つけます。
落葉樹の葉が茂り始める6月以降は葉を枯らし翌年まで休眠します。

季節(開花期)

4~5月
花茎を1本立ち上げ、日光を受けると大きな花弁を後方に反り返らせ、日が当たらなくなると閉じます。

環境

北東アジア地域、
北海道、本州、四国、九州
落葉広葉樹林などに生育しています。

利用

  • かつてはこの根から抽出したものを片栗粉として利用していましたが、現在はジャガイモなどから精製されたでんぷんが使われています。
  1. 根を採取し、外側の皮を取り除き、砕きます。
  2. すり鉢でさらに小さくしたのち、木綿で濾します。
  3. 白濁した液体をしばらく置くと分離しますので、白い沈殿物をさらに数回、濾します。
  4. その後乾燥させたものが片栗粉となります。

薬効

  •  擦り傷、できもの、湿疹、嘔吐、下痢、胃腸炎、滋養

食用

  •  おひたし、天麩羅、和え物、酢の物(いずれも少量ならば問題ありません)

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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