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オランダガラシ

概要

アブラナ科オランダガラシ
茎は中空で水に浮かび、分枝して茎下部の節から盛んに発根し繁殖します。
葉は奇数羽状裂葉で、裂片は3~11個あり、頂小片と側小片はほぼ同じ大きさか、頂小片がわずかに大きくなります。
果実は長角果で、長さ1~2cmの円柱形で、熟すと2裂します。

季節(開花期)

5~6月
花は直径約6mmで白色。雄蕊はふつう6個、雌蕊1個で、大きな柱頭が目立ちます。

環境

ヨーロッパ原産で、北アメリカ、南アメリカ、アジア、オセアニアに広く分布しています。
比較的都市近郊の日当たりの良い場所で生育し、渓流沿いの流れのゆるやかな場所や、岸辺に繁茂する多年草の帰化植物です。

利用

一般に清浄な環境下でのみ生育するとされていますが、実際は水質を問わず繁殖しています。
日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されており、駆除が行われている地域もあります。清浄な環境下で育成されたものは、美味なサラダ用野菜として利用されていますが、生活排水等で汚染され繁殖したものに関しては寄生虫の温床ともなっていることがあるのでので生食は避けたほうが良いでしょう。
日本国内ではステーキなどの付け合せとして少量が用いられることが多いが、ヨーロッパでは生食のサラダ用として安価で大量にでまわっています。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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